あなたの心を開いて本当の友達をつくる7つのステップ

あなたの心を開いて本当の友達をつくる7つのステップ

友達をつくるにはどうしたらよいですか?そんな問いに何でもないことのように投げ返される回答として、こんなものがよくあります。

「まずはあなたから心を開いて、相手に歩み寄ることが友達をつくる方法です」

そう、何でもないことのように返されるものですがいったい「心を開く」とはどういうことなのでしょうか? 

自分をさらけ出すこと?さも明るく振る舞ってみせること?みんなに笑顔を振りまいて歩くことが心を開くことなのでしょうか? 

なんだか違う気がしますね……。

今回は「心を開く」ということに軸を置きながら、あなたが本当に「真の自分自身」を預けることのできる「本当の友人」をつくるためのステップをたしかめていきます。



 

あなたの心を開いて
本当の友達をつくる7つのステップ

 

「心を開く」というとすこし難しく感じてしまう


「心を開く」という言葉は少し難しく考えられてしまいがちです。「心」という、目には見えず持ち主である自分でも曖昧ものに対して「開く」という物理的な動詞をくっつけられても、いまいちどうしていいのか手に取れないのはあたり前ですよね。

それなのに「あなたが心を開かないと相手も心を開いてくれない! まずは自分から!」などと言われてもただ苦しいだけですね。それが出来るならとっくにやっています、という話です。

ではどうしてあなたの目から見て「あの人は誰に対しても心を開いているなあ」と感じることの出来る人が存在しているのでしょうか。

実は「心を開いている」とあなたや周りから感じられている当の本人には、あまり「わたしは誰に対しても心を開いています」という自覚はないようです。

ただ「好かれる」・「嫌われる」、「変に思われる」だとかを深く考えずに、「おはよう!」や「ばいばい! またね!」が言えたり、好きなものごとを「好き!」と言えるだけの人だったりします。

そういうはじめの一歩を踏み出すには勇気が要るけれど…そういう人はそんなことはないでしょう?と思いますか?

実は勇気が要ることはその人にとっても変わらないことで、ドキドキして止まらなくて、それでもあなたや誰かと友達になりたいからという一心がその人の背中を押し、口を動かし、声を出しているのです。

 

本心を隠してしまうのはどうして?


「心を開く」という曖昧極まりない言葉の意味を辞書で調べると、まず「本心を明らかにする」「心の奥底を打ち明ける」という意味が出てきます。何となく具体性を含んでいるように感じますね。

「心を開けない」と感じているあなたは、何を以て自分の気持ちに正直でいられないのか考えてみましょう。

相手に嫌われないためにでしょうか?それともちゃんと好かれるためにでしょうか?
 
けれどあなたが客観的に、自分を偽って人に好かれようと試みる人を見たらどう思うでしょうか。決して良い意味ではなく八方美人だ、とは思いませんか?

好かれようと努力しているあなたも、そう思われてしまうかもしれません。

最初から深い意味で、本心や心の奥底深いところを打ち明けるようなところまでしなくても良いのです。

まずは「好かれよう」とするあまり自分自身の本心を押さえつけたりする意識を払拭しましょう。最初の「おはよう」が緊張するなら緊張するでかまわないのです。なぜならそれは皆同じだからです。「緊張した」と思えば口に出したってかまわないのです。

 


心を開く≒親しい気持ち


「心を開く」という言葉を調べると「親しい気持ちになる」という意味も出てきます。心を開くと考えるよりもすこしライトなイメージになるでしょうか。「親しい」とは「仲がいい」「なじみがある」という意味ですので、「慣れ慣れしく」するのではなく置きすぎず、かつ近づきすぎない距離感が大切です。

これについては難しいと感じる方もいらっしゃるかと思いますが、思い出してください。あなたの周りであなたの目から見て「あの人は誰に対しても心を開いているなあ」と感じることの出来る人がいるはずです。

その人のことをすごいと感じているのであれば是非お手本にしてみましょう。「習うより慣れろ」というよりむしろ「習って慣れろ」という感覚でしょうか。

また「あなたってすごいと思う!」と正直に思ったことを口に出す、伝えるというのもまたひとつ、心を開くというステップにつながります。

 

どんな人にも趣味嗜好より根元に共通すること


前述にも意味合いとしてあるように、友人をつくるステップで最初の「おはよう」で緊張したり、あなたと友達になりたいと思う気持ちを持っていたり、それは誰しもが同じ気持ちでいるのです。

皆似たような気持ちで居て、その先に好きなことや嫌いなことがあります。確かに趣味や嗜好がかぶっていると友達にはなりやすいとはよく言いますが、見落としがちなのはそのラインがすでに一致しているということです。

心を開くとは単純に趣味を打ち明けてそこが一致したから友達になるというわけではありません。「友達になりたい」という気持ちを伝えることや、「最初のおはようは緊張する」という皆同じなすこし弱い部分を共有した瞬間…こういった小さなところから始まり、そこから先につながっていくのです。

 

弱い自分はむしろ見せていい


ではそういう部分を見せていくためにはどうしたらよいのでしょうか。

「心が開けない」と感じる人の中には、たとえば「おはようが緊張する」というような、「自分の弱い部分は決して見せてはならない」と考えている人もいますね。でもそれではビジネス上の同僚や取引相手のような存在ばかりで、心を開く=自分の本心をさらけ出せる「本当の友だち」はつくることが出来ません。

弱すぎる、弱いところを見せすぎるというのは問題かもしれませんが、あなたが相手を知りたいと思うのであれば多少の弱い部分もみせていくことも大切です。

あなたがかたくなに完璧な部分ばかり見せて完全な鎧をまとっているのでは、相手がいくら鎧を脱いでいても自分の堅い鎧越しにしか相手をみることが出来ません。あなたのその姿に相手もなんだか警戒して、また鎧をかぶってしまいます。

 

自分を自分で肯定してあげることから


ではその弱い部分を見せていくためにどうしたらよいのでしょうか?そのためにはあなたがあなた自身としっかりと向き合っていき、自分の良いところもマイナスなところもひっくるめてきちんと把握し、認めていく必要があります。

他人はあなたからみて完璧な人間に映るかもしれませんが、隣の芝はいつだって青いものです。「心を開いているなあ」とあなたの感じるあの人も、完璧に見えつつ実は弱い部分をいくつも持っています。それを少しずつ見せることが出来ているからこそ、むしろ人間らしく輝いて見えるところもあるのです。

弱いところがあるのは誰しも当たり前の話です。ひた隠しにする必要はありません。

 

怖がる必要なし!相手もあなたも基本の気持ちは同じ


あなたが弱いところを見せるのを怖がるのはどうしてでしょうか。相手があなたの弱いところをみてそこを笑ったりつけ込んだりするようなことがあるのではと考えているのでしょうか?

では逆に考えてみますと、あなたは相手の弱いところをみたらそこを笑ったりつけ込んだりしてやろうなどと思いますか?決してそんなことはないはずです。そして相手もあなたと同じです。心を開く=親しく優しい気持ちで相手に接しているということです。

そして最初に出会った瞬間、その日からすべてをさらけ出していく必要もまったくありません。焦らず、怖がらずに、あなたの良いところも弱いところもゆっくりと見せていきましょう。

 

あなたが「本当の友達がほしい」と望むなら、それはあなた自身の行動や少しの心がけ、考え方の改革によって容易く叶ってしまうことでもあるのかもしれませんよ。

そしてもうひとつ。本当の友達が欲しい、と願う心もまた、あなたと同じように他の誰しもが共通してもつ感情なのです。

 

まとめ

あなたの心を開いて本当の友達をつくる7つのステップ

・「心を開く」というとすこし難しく感じてしまう
・本心を隠してしまうのはどうして?
・心を開く≒親しい気持ち
・どんな人にも趣味嗜好より根元に共通すること
・弱い自分はむしろ見せていい
・自分を自分で肯定してあげることから
・怖がる必要なし!相手もあなたも基本の気持ちは同じ