人生がつらくてどうしようもないと感じてしまうことは、人生の中で誰しも数度訪れます。そんなとき、あなたはどうしますか?
人生がつらいと感じるような経験はあなただけに特別訪れるわけではないのです。誰しもが知っている有名な偉人たちにも人生がつらいと感じる瞬間が訪れています。彼らはそんなとき、どのように対処したのでしょうか。
人生がつらいと感じた時にこそ参考にしたい、偉人たちの7つの格言を紹介します。
人生がつらいと感じた時にこそ参考にしたい、
7つの格言
「何も出来ない日や時には、後になって楽しめないようなものを作ろうとするよりぶらぶらして過ごしたり、寝て過ごす方がいい」
この言葉はドイツを代表する詩人であり、小説家であり、劇作家であり、政治家でもあるヨハン・ウォルフガング・フォン・ゲーテの言葉です。
調子が悪いときに無理して動いて中途半端なものを仕上げたり、失敗をするくらいならゆっくりと休んだほうが良いという意味です。
ゲーテの代表作に「若きウェルテルの悩み」という作品がありますが、そのモデルとなるエピソードがあります。それは、ゲーテ自身が恋をしていたシャルロッテへの報われない恋と友人の自殺でした。ゲーテ自身もきっと何も手につかない時期が続いたのでしょうね。
しかし、その後にしっかりと「若きウェルテルの悩み」という爆発的なヒット作を生み出しているのです。
「黙ってこらえているのが一番苦しい。盛んにうめき、盛んに叫び、盛んに泣くと少し苦痛が減ずる」
これは明治の俳人、正岡子規の言葉です。
代表作に「柿食えば鐘が鳴るなり法隆寺」と言う俳句があります。病に臥せり、わずか34歳の短い生涯を閉じた子規は闘病生活の中で苦しいこと、つらいことがたくさんあったでしょう。そんな子規の人生を振り返ると自分のつらいことなんて大したことじゃないように思えてきます。
そして、子規が言うように、黙ってガマンしているのではなく、叫んだっていいんです。泣いたっていいんです。すると少し楽になると思えば、救われるような気になってきます。人生つらいなって感じたら無理せずに叫んだり泣いたりしてみると少しは楽になれるかもしれません。
「変化はゆっくり訪れる」
皆さんご存知のスーパースター、ビートルズのボーカル、ポール・マッカートニーに言葉です。
あせって今すぐにつらいことを改善しようとしなくても、ゆっくりと状況は変わっていきます。そう、ゆっくりと。なのであせらなくてもいいんです。
今はつらいと思うかもしれませんが、人生はゆっくりと変わっていきます。別な局面では反対に幸せが訪れているかもしれません。ゆっくりと変化するのを待ってみましょう。
「山は西からでも東からでも登れる。自分が方向を変えれば、新しい道はいくらでもひらける」
経営の神様、松下幸之助の言葉です。
いわゆる発想の転換を促した言葉です。今究極に人生がつらいと感じていても、考える方向性を変えてみると実は大きなチャンスかもしれません。つらいと感じていることを解決してやるとこで、自分自身の成長になったり、新しい道がひらけたりするかもしれません。何事も考え方次第です。
「現実を認めなければ、今を生きることができないですから」
現役のサッカー日本代表、本田圭佑選手の言葉です。
人生がつらいと感じるようなタイミングでは、今起こっている事態がどうしても信じられなくて現実逃避してしまうこともあるでしょう。現実逃避も一時的には良いかもしれません。
しかし、文字通り、現実を認めることが出来なければ、今いる自分を否定することにもつながり、前に進むことはできません。人生つらいと感じた時は、まずは現実を認めるところから始めてみましょう。
「希望があるところに人生がある。希望が新しい勇気をもたらし、再び強い気持ちにしてくれる」
「アンネの日記」でおなじみのアンネ・フランクの言葉です。
「アンネの日記」を読んだことがある方はイメージがしやすいと思いますが、このアンネは第二次世界大戦中、ドイツ軍からの執拗な迫害にさらされ、まさしく人生つらいと思うことだらけでした。そんな中でも希望を見いだしていたのです。
この言葉を思い起こすことによって、新しい勇気がもたらされ、再び強い気持ちになれるのではないでしょうか。
「人生はロマン。自分は不幸だと悩むのではなく、試練を与えられた物語の主人公だと思えば、人生をエンジョイできる」
日本のシンガーソングライター、美輪明宏の言葉です。
非常にロマンを感じさせる考え方ではないでしょうか。人生はそう、自分自身を主人公とした物語なのです。悩んでいることでさえも前向きに明るく捉えることができればつらい人生をエンジョイできるかもしれません。何事も考え方1つです。
いかがでしたか。
人生がつらいと感じた時にこそ参考にしたい格言を7つ紹介しました。まさしく人生がつらいと感じた際にはぜひとも参考にしていただけたらと思います。
まとめ
人生がつらいと感じた時にこそ参考にしたい、7つの格言
・「何も出来ない日や時には、後になって楽しめないようなものを作ろうとするよりぶらぶらして過ごしたり、寝て過ごす方がいい」
・「黙ってこらえているのが一番苦しい。盛んにうめき、盛んに叫び、盛んに泣くと少し苦痛が減ずる」
・「変化はゆっくり訪れる」
・「山は西からでも東からでも登れる。自分が方向を変えれば、新しい道はいくらでもひらける」
・「現実を認めなければ、今を生きることができないですから」
・「希望があるところに人生がある。希望が新しい勇気をもたらし、再び強い気持ちにしてくれる」
・「人生はロマン。自分は不幸だと悩むのではなく、試練を与えられた物語の主人公だと思えば、人生をエンジョイできる」