重曹とは加熱によって二酸化炭素を発生する性質から、ベーキングパウダーとして料理の膨らし粉に用いられることが主ですが、それを使って入浴剤が作れること、ご存知でしょうか。
実は天然の温泉にこの重曹(炭酸水素ナトリウム)が含まれる場合は重曹泉(炭酸泉)となり、兵庫県の有馬温泉や大分県の長湯温泉がこれにあたります。また重曹こと炭酸水素ナトリウムは市販の入浴剤の多くに配合されていることが多くあります。手作り重曹入浴剤に使用する重曹は食用のもので構いませんので身体にも優しく、また自分の用途や狙いの効果、好みに合わせた入浴剤を作ることができます。
今回はその手作り入浴剤のレシピとその効果、そしてバリエーションについてご紹介していきます!
重曹効果でモチモチ美肌になる、
手作り入浴剤7つのレシピ
その1:うれしい重曹入浴の効果
重曹は単純にそのまま浴槽にいれるだけでも入浴剤効果があります。200Lのお湯に対して40gの重曹をいれるだけでOK。重曹は皮脂や垢を洗い流す石鹸効果や温熱・保温作用にもすぐれた入浴剤なのです。
ただし、重曹のみを入浴剤にしたお風呂は肌が乾燥しやすいのできちんと洗い流すこと、皮膚炎のある方は使用を避けること、多く入れすぎないことなどに注意しましょう。
その2:冷え症に効果てきめん入浴剤
材料は
・重曹 大さじ1
・クエン酸 小さじ1
・塩 小さじ2
これらをシャカシャカ混ぜ合わせてお風呂に入れるだけでいつものお風呂がシュワシュワたのしい炭酸風呂に。血行が促進し身体もぽかぽかになりますし、皮膚の老廃物が肌に吸着しお肌もすべすべになります。
その3:いつものお風呂をすこし楽しくするバスボム
材料は
・重曹 100g
・クエン酸 50g
・片栗粉(またはコーンスターチ)50g
・水 少々
重曹、クエン酸、片栗粉を混ぜ合わせたあと水をだまにならないように少しずつ入れながら混ぜ合わせていきます。ここで水分が多すぎると作っている最中に発砲し、出来上がりがべたついてしまいますので少しずつ足すことを心がけましょう。
指で触ってみて少し固まる程度の硬さになったらお団子のようにくるくると丸めてラップなどで包み、口を縛って半日~1日程度置いておきます。暇があれば時々おにぎりのように時々ぎゅっと握ってあげるとよいです。
翌日お風呂にドボンと入れるだけで、いつもよりちょっとたのしく、いつもより美容効果のあるお風呂に大変身です。
その4:プレゼントにも嬉しいクラフトバスフィズ
上記のバスボムにもうひと工夫。まんまるでなくシリコン型やクッキー型など食品成形用の型に入れてバスフィズをつくりましょう。型に入れるときはスプーンなどを使ってしっかりと押し固めるように入れこみましょう。しっかり乾燥させて出来上がりです。
まんまるのバスボムより見栄えがするので自分で使うのにももちろんですがプレゼントにも喜ばれそうなひと品です。
その5:エッセンシャルオイルも混ぜてしあわせの香り
バスボム・バスフィズにさらにひと工夫。香りもつけてアロマなバスタイムはいかがでしょうか。上記の材料にお好みの香料をたらすだけです。
好きな香りの精油を混ぜ込むだけでリラックス効果がいっそう高まり、さらにオイルの持つ保湿効果がよりいっそう美肌効果をもたらします。ハーブパウダーなどでもやさしい香りがつきます。
その6:色付けしてさらにうれしく
重曹・クエン酸・片栗粉だけで作ったバスボムは素朴な真っ白で手作りの味がありますが、カラフルなバスボムがつくれたらさらに楽しいと思いませんか?
色付けの材料は専用の顔料もありますが、食紅やバスソルトが手軽です。水を足していく段階で一緒に混ぜ込んで、お好きな色味をつくっていきます。
その7:もっと食べ物でアレンジ!
重曹とはそもそもがホットケーキを膨らすなどといった食品につかえるものですからさらに食品をくわえて効果もプラスのアレンジも可能です。
スイートアーモンドオイルやはちみつでしっとり保湿の美肌作用、炭酸入浴剤にも加えた天然塩を足してシュワシュワたのしいバスボムなど、季節や効果の目的に合わせてほしいものを手に入れられるところも手作りのうれしいポイントですね!
型も食品成形用だけでなくゼリーの空きカップを使うなどアイデア次第でむしろ「型にはまらない」アイデアバスフィズを作ることもできますし、ミルクパウダーをまぜてバスミルクにしたり、色や香りも配合によって種類は様々。
作る人次第で十人十色の入浴剤が作れる重曹クラフト。お友達やお子様と、楽しい時間はいかがでしょうか?
まとめ
重曹効果でモチモチ美肌になる、手作り入浴剤7つのレシピ
その1:単純にそのまま入れるだけでもOK、うれしい重曹入浴の効果
その2:冷え症に効果てきめん入浴剤
その3:いつものお風呂をすこし楽しくするバスボム
その4:プレゼントにも嬉しいクラフトバスフィズ
その5:エッセンシャルオイルやハーブも混ぜてしあわせの香り
その6:色付けしてさらにうれしく
その7:もっと食べ物でアレンジ!