初めて重曹で衣類を洗濯する人が陥りがちな7つの失敗例

 初めて重曹で衣類を洗濯する人が陥りがちな7つの失敗例

重曹は、消臭効果があるので掃除に使われたり、キッチンでは鍋のこげをとったり、シンクをピカピカにしたりと大活躍する製品です。中でも、洗濯には特に重宝します。洗濯に重曹を使う、と聞くとなんだか洗濯の上級者のようなイメージがあります。

重曹は、健康に優しいとか、ふんわり仕上がる、子ども服でも大丈夫、みたいなイメージがあり、健康や環境に配慮している人が使っていることが多いようです。ただし、重曹を使った洗濯は失敗する事が多いことでも知られています。初めて重曹を使って洗濯を行う人は特に注意する必要があるでしょう。

初めて重曹で衣類を洗濯する人が陥りがちな失敗例を7つご紹介していきます。



 

初めて重曹で衣類を洗濯する人が
陥りがちな7つの失敗例

 

重曹が詰まる


重曹は非常に汚れが落ちやすいので、出来るだけ量を入れたくなるものですが、重曹はとにかくたくさん入れればいいというものではありません。温度が高いと重曹も溶けやすいのですが、冬季など寒い日の場合、重曹が溶けずに洗濯機のホース内に詰まってしまうことがあります。

もし重曹が詰まってしまった場合は、お湯を流し込むと重曹が溶け出すので、つまりは解消します。重曹を多く入れてしまうのは初めての人が陥りがちな失敗の1つです。

 

化学変化を起こす


重曹は何でもかんでも消臭してくれたり汚れを落としてくれる魔法の粉ではありません。これには使っちゃだめですよ、というものがあります。それは天然素材でできたものです。洋服だったら、麻の素材のものだと化学変化を起こして変色してしまいます。また、い草のラグやジュート素材のラグも重曹を使うとしみのように色が変わってしまい、漂白しても落ちなくなってしまいます。重曹を入れて洗うものについては注意が必要ですね。

 

粉になる


重曹の入れ過ぎによって起こる症状の1つです。重曹は水やお湯に溶ける特性がありますが、乾燥すると粉に戻ってしまいます。洗濯機に入れた際に入れすぎてしまうと、すすぎが十分に行われず、重曹が溶けきらずに洋服に残ってしまう事があります。洗濯直後は気付かないものなのですが、干して乾かした後で白い粉が吹いている事があります。

それは多く入れすぎた重曹が乾燥して粉になってしまったものです。重曹は20リットルあたりにスプーン1杯分で十分です。まずは入れすぎない事が重要ですが、もし粉になってしまった場合は、もう一度洗濯すれば重曹が再度溶け出してきれいになります。

 

水温が低すぎる


重曹は、普通の水で洗濯すると溶けにくいので、ほとんど溶けずにそのまま多くが残ってしまうことがあります。初めて重曹を使う人がやりがちなのは、普通に洗濯するつもりで水道からお水を出して洗濯する事です。重曹を入れて洗濯する場合、冷たい水を使うのではなく、お風呂の残り湯など少し温かいお湯を使って洗濯するのが良いでしょう。

水温は20度〜30度が適温とされています。溶けずに残った重曹はダマになって衣類にくっついてしまったり、洗濯槽にこびりついてしまったりします。特に冬の間は水も冷たくなりがちなので、重曹を使う際には温度も気をつけて使用するようにしましょう。ちなみに、だまになってしまった重曹は、お湯をいれると溶けてなくなります。

 

洗剤を入れ忘れる


初めて重曹を使った人にありがちなのは、重曹を入れたことに満足してしまって、肝心の洗剤を入れ忘れることです。基本的には重曹は洗剤の補助剤として使うもので、洗剤のように単体で汚れやにおいを強力に落としてくれるものではありません。

そのため、洗剤を入れ忘れると、洗濯物のにおいや汚れがしっかりと落ちきってきないということが起こってしまいます。お洗濯の際には、洗剤も忘れないようにしましょう。

 

重曹を切らしている


これも初歩的なミスです。普段洗濯で重曹を使っていないのに、急に使おうとすると「足りなかった」とか「重曹を切らしていた」ということが起こります。洗濯では使わないが、普段、お掃除などで重曹を使っている人にも起こりがちな失敗ですね。自宅にある重曹の残量をしっかりと確認しましょう。

 

重曹単体だけで洗濯を行う


洗剤を入れ忘れることと似ていますが、こちらは故意に重曹だけで洗おうとした場合の失敗例です。実は重曹単体だけでは洗浄力はほとんどないので、洗濯には使えません。

洗剤と重曹を併用する事で、洗濯液のpHが下がり、柔らかい着心地や消臭効果などがあります。重曹を入れた方が洗浄力は落ちる事も覚えておいた方が良いでしょう。

 

いかがでしょうか。初めて重曹で洗濯をする人が陥りがちな失敗について7つご紹介しました。確かに重曹は消臭効果や、衣類をふんわりとさせてくれる柔軟剤の効果など様々なメリットもありますが、その一方で使い方を間違えると、これらの効果が全く見込めなかったり、だまが出来たりシミができたりと逆に手間を増やしてしまったりすることになります。

重曹の特徴を把握し、正しい使い方をマスターして、上手に洗濯をしていきましょう。

 

まとめ

初めて重曹で衣類を洗濯する人が陥りがちな7つの失敗例

・重曹が詰まる
・化学変化を起こす
・粉になる
・水温が低すぎる
・洗剤を入れ忘れる
・重曹を切らしている
・重曹単体だけで洗濯を行う