人間関係における見捨てられ不安はつきものです。特にその関係性が深まれば深まるほどそれは増していきます。しかし起こってもいないことを不安に思うことはナンセンスであるという考え方もあります。けれども、それはある意味では間違いなのです。
そのような考え方のもとに、起こりうる可能性のあることの対策を何もせずに放置していてはいけません。もちろん考えすぎてネガティブな思考になってしまうことは問題です。そのような思考になってしまうと、結果もネガティブなものになってしまいます。
大切なことは、大丈夫であると言い聞かせながら行動を伴わせていくことです。不安に思うことは、存在の大きさの証明でもあります。大切な人に見捨てられないための自己暗示の方法を紹介します。
あなたの見捨てられ不安を解消する
不思議な7つの自己暗示
自分が幸福であることを自覚しよう
不安は幸福の裏返しであることを感じ取ってください。そう感じている時点であなたは幸せを感じている証拠なのです。もちろん幸福の形は様々ですが、どのような形であってもあなたは幸せなのです。
まずはその幸福を実感することから始めましょう。全てはそこから始まります。
良かったことを思い出そう
相手との時間を共有している中で起こった良いことを思い出しましょう。人間関係が深まっていくのは、共に苦難を乗り越えたときや、共に喜びを分かちあったときです。そのため、良かったことを思い出すことは非常に有効です。
良かったことが多ければ多いほど、互いの絆は深まっています。それをたくさん思い出すことができれば、不安は無くなります。
相手のためにしたことを思い出そう
それまでの自分が、相手のためにしてきたことを思い返してください。それが多ければ多いほど、相手は感謝の気持ちを持っているはずです。人間関係の基本は、相手を思いやることです。
喜ばせようとしたことのひとつひとつを思い返しましょう。相手のためを思った自分の気持ちを思い出すことで、安心を手に入れられます。
相手からしてもらったことを思い出そう
相手に何かをしてもらった時に、感謝の気持ちを持っていたはずです。それを相手に伝えてきましたか。感謝の気持ちは言葉にしなければ上手く伝わりません。思いやりを感じた時には感謝の言葉を伝えるようにしましょう。
今までの自分を思い返し、それが不十分であった場合は、今からでも遅くありません。心を通わせる機会を増やしていくことで安心につなげることができます。
乗り越えたことを思い出そう
前述したように、苦難を乗り越えたときに関係が深まります。それは何でもいいです。関係が続いていくと、共に過ごした時間が積み重なっていくので、時には苦難にブチ当たることがあったはずです。
それを共に乗り越えることができたから、今があるのです。それを通して深まった絆は、強いです。それを実感することで安心することができるでしょう。
これから乗り越えなければならないことを想像しよう
何事に対しても想像力と事前準備が大切になるものです。これから生じる問題を想像してみてください。それが起こったあとに対処することばかりではありません。
大概のものは未然に防ぐことができるのです。その全ての対策を行いましょう。自分の行動と相手の反応が最大の安心材料となります。
積み重ねられた人間関係であることを自覚しよう
時間をかけて積み重ねてきた関係は、簡単に崩れることはありません。まずはそれを自覚しましょう。ただ、それは互いを想い合った時間の積み重ねを指します。自分と相手との関係性を今一度見つめ直してみましょう。
出会った頃から今にかけて、その仲は変化してきたはずです。その中で大切にしてきたこと、想いの拠り所を、再確認してみましょう。最も大切なことは、関係が破綻しないように配慮して行動することです。
想いを新たに、行動してみてください。それが最高の自己暗示となります。
いかがでしたでしょうか。人間関係はシンプルではないからこそ、シンプルなものが大切になります。心、想い、思いやり等によって、関係を深めていくことができるのです。自己に暗示をかけるということにも大きな意味があります。
物事はポジティブな考え方によって好転することが多いためです。そしてそこに実際の行動が加わることによって、より強固な絆を作ることができます。前向きなあなたに、相手の心は間違いなく動かされます。
そこにあなたの思いやりのエッセンスを加えてあげてください。そうすることで、不安を解消できるだけではなく、より良い関係を築けるようになります。
まとめ
あなたの見捨てられ不安を解消する不思議な7つの自己暗示
・自分が幸福であることを自覚しよう
・良かったことを思い出そう
・相手のためにしたことを思い出そう
・相手からしてもらったことを思い出そう
・乗り越えたことを思い出そう
・これから乗り越えなければならないことを想像しよう
・積み重ねられた人間関係であることを自覚しよう