左遷をチャンスに変える!困難な状況での7つの思考転換術

左遷をチャンスに変える!困難な状況での7つの思考転換術

表面的には順調な人生を歩んでいるように思えても、バブル崩壊から続いた負の連鎖、不況の影響は思わぬところで私たちの身の上にも降りかかってきます。どんなに優秀な人間でも、小さいキッカケひとつで、まさに青天の霹靂とも言えるような状態に陥ることは不思議でない世の中になっています。

左遷された場合、全く予定の無い左遷だったとして、どのように乗り越えていけばよいでしょうか?人生の汚点と取るか、チャンスと取るかは考え方次第です。左遷されたからといって、振り出しに戻ったという見方をするべきではありません。今までの経験や知識など、積み上げできたものを生かし自分のキャリアを豊かにするための通過点として、しぶとく職場に向きあっていく思考転換術をご紹介します。



 

左遷をチャンスに変える!
困難な状況での7つの思考転換術

 

修行だと捉え、乗り越えた先の自分をイメージしましょう


職人の世界であれば、数年の修行は必須です。今回の左遷を吸収するべき修行が増えたと思えば、それがチャンスにも変わるはずです。左遷された事実は真摯に受け止め、そんな自分はこの先一体どんな目標をもてばいいのか、どうすれば自分らしく仕事をすることが出来るのかを見つけてください。

修行はどれだけ経験しても無駄になるということはありません。修行を通して、技術的にも精神的に鍛錬されます。一つ一つの仕事をやり込むことにより、どんな状況にも対応できる柔軟性、複雑な状況を収めることのできる応用力や適応力など、修行を通して堅実な努力ができる自分を実現してみてください。

 

他人には無関心になり、過去の自分からの成長を第一に考えましょう


左遷されたことによって、他とは比べることのできないオリジナルな自分のキャリアを持つ機会ができたのではないでしょうか。常に自分を基準にして考え、自分の仕事ぶりだけを見つめましょう。ライバル視するべきは、左遷される前の、過去の自分です。以前の自分からどれくらい成長しているかだけを真剣に考えるべきでしょう。

悪く言ってしまえば、「他人に無関心になる」くらいでも仕事上差し支えなければいいでしょう。また、職場にはひとりひとり個性的な人物がいます。キャラクターがかぶってしまうと、たちまちやりづらくなってしまうので、自分の個性を生かして、他には無い立ち位置を見つけると良いでしょう。

 

周りを上手く使って「ついていく」ことで楽にこなしましょう


長距離走のランナーは2番手でレースをこなすのが有利と言われています。無駄に期待もされず、すぐ前に目標があります。それも、手の届きやすい目標です。この際、自分の実力が思っていたほどではなかったと受け入れるのはどうでしょうか。

周りに多少迷惑をかけてでも、成長することが大切です。クラスに一人はいる落第生として周りについていく覚悟で、使えるものは何でもつかいましょう。人を頼りにして、年長者には知識を分けてもらうつもりで接するとよいでしょう。開き直っても大丈夫です。失うものはそう多くはありません。自分の立場に少し鈍感になれるくらいのほうが仕事が上手くいくことでしょう。

 

怒りをエネルギーにしましょう


とあるノーベル賞受賞者が、「原動力は怒り。」という言葉を口にしました。左遷されて悔しい思いをしている今が、最もエネルギーに溢れている時期と言えるのではないでしょうか。怒りのエネルギーを自分のためにつかうように、正しい使い方をすれば、きっと成長できます。

人生においてやる気のでる時期なんて、そうありません。せっかく活力がみなぎっている今をチャンスと捉え、余計なことにつぎ込むことなく、仕事に燃えて突き進むのも有効な使い方と言えるのではないでしょうか。

 

孤独と戦う基盤を作りましょう


あなたは今回、左遷されて新しい職場に飛び込んだわけです。以前の慣れ親しんだ環境とは離れて、「よそ者」として全く違う現場に放り出された。最初のうちは孤独感に悩まされ続け、世の中に誰も味方がいないような気分になっているかもしれません。

ただ、仕事は本来、孤独なものではないでしょうか。上にいけばいくほど他人に相談できない事が増えたり、自分ひとりで決断しなくてはいけない事が多くなります。馴れ合う仲間に囲まれている環境から離れた今は孤独を味わう数少ない機会になっています。孤独の本質を感じ、じっくり味わいつつ受容することで、これを乗り越えられれば一回り大きな人間になれると思いませんか?

 

とりあえず、何も考えずに数年過ごしてみましょう


現実逃避と言ってもいいかもしれませんが、過剰に落ち込み、悩む必要もないのでは。左遷と言う衝撃的な事実を乗り越えるのは並大抵のことではありません。ですが、不安になろうが後ろ向きになろうが、今と未来は全く別のものです。

まずは「石の上にも三年」と言うように、三年間何も考えずにやってみることが大切です。というのも、精神的に衝撃を受けたことは時間が解決することがとても多いからです。三年と言っても将来をイメージするのが難しいものなので、三年後を目標としてカウントダウンしたり、仕事上や仕事以外でも、何でも目標などを持って、とにかく日々を忙しく過ごしましょう。

 

思い切ってプライベートを充実させてみましょう


仕事は生活の軸になっている重要な要素ではありますが、生活の一部という見方もできるでしょう。仕事もプライベートも良いバランスが保てると、双方が上手くいくことがあります。今まではプライベートを充実させる時間が無かった方は、左遷されたのはいい機会かもしれません。

少し立ち止まってプライベートを充実させるべく励んでみてもよいでしょう。家庭やプライベートの不安を払拭してさらに仕事に集中できる環境づくりをしてください。また、オンとオフも上手に切り替えられるようなキッカケを探してみても良いのではないでしょうか?

 

いずれにしても、自分の生活を支える仕事には変わりありません。自分と自分の生活を守るためには左遷されようが仕事をしなければならないという事実は変わらないでしょう。左遷された今は仕事ぶりだけでなく、人格まで否定された気持ちでいるかもしれません。

しかし、こうして立ち直る方法を探している貴方は、既に自分を成長させようとする努力をしているのではないでしょうか。あとはその努力を正しい方向に向けてあげることだけです。きっと、今までの人生を省みても傷つくことで強くなっている部分はあるはずです。左遷は決して乗り越えられない困難ではありません。

少々ずるい考え方でも、強い人間が最後には残ります。そのための努力なら惜しむ必要もありません。自分のためだけに労力も時間も精一杯使って、左遷をチャンスに変えてください。

 

まとめ

左遷をチャンスに変える!困難な状況での7つの思考転換術

・修行だと捉え、乗り越えた先の自分をイメージしましょう
・他人には無関心になり、過去の自分からの成長を第一に考えましょう
・周りを上手く使って「ついていく」ことで楽にこなしましょう
・怒りをエネルギーにしましょう
・孤独と戦う基盤を作りましょう
・とりあえず、何も考えずに数年過ごしてみましょう
・思い切ってプライベートを充実させてみましょう